Biz-Dev探検記(たまに息抜き)

主に情報通信/サービスPF界隈のお話を。たまに旅行とかアニメも。

【雑感】GMOのマイニング撤退に思う、BCの脆弱性

ご存知の向きが多いと思いますが、仮想通貨の市況悪化に伴いましてマイニング事業者の撤退/廃業がグローバルに拡大しています。近々ではGMOが特損出して「マイニング装置の製販事業」から撤退されるとのこと…

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120181225454270.pdf

(*自社マイニングは継続するそうですよ)


筋道だって考えると、「市況悪化→業者の淘汰→ハッシュレート/採掘速度の下落三→ブロック生成時間の増加→採掘難度ダウン三→収益均衡」となるのだと思いますが、今回はこのサイクル循環を上回る市況悪化スピードであったことからですスパイラルを生んだのかなと。
その辺、Speculativeな対象になっていることは否めないんだなあと実感しております。
事業開発の目線からいうと市況の悪化はパブリックBCのブロック生成手数料低下につながるので良いかなと思う反面、そもそもマイナーが死んでしまっては元も子もないという難しいところ…何事もバランスって大事ですな。
いろいろなチェーンが存在していますが、突き詰めるとマイニング報酬という経済インセンティブを根幹としてシステム運営継続性を保つという、脆弱性と隣り合わせなんだなあと実感する事案なのでありました。