Biz-Dev探検記(たまに息抜き)

主に情報通信/サービスPF界隈のお話を。たまに旅行とかアニメも。

【BCxプラットフォーム】LINEによる資金調達と今後

LINEが最近バンバン動きを出していて元気です。成長期かよと。
9/4にはユーロ円CBでの1500億円調達→Fintech/AI分野での投資を発表しました。
特にFintech分野ではLINE-Pay事業に相当の投資を行うとのことで、今走っている
手数料無料戦略を一気に加速(面取り)させることが想定されます

以下、諸々の概要です。

<概要>
LINEがユーロ円CBの発行で約1500億円を調達しました。
 (海外投資家への一般募集+親会社NAVERへの割当て)
調達資金はLINE-Conferenceでも指摘していた「Fintech分野」「AI分野(スピーカー含)」に2012年4月までに投資する方針とのことで、
相当に強化する方向に舵を切った感があります。

<背景>
LINEが軸足を置くモバイルAPP市場は変化が激しいものの、広告/コミュニケーション/コンテンツ等をPF上で提供して事業拡大。
一方でPF上での機能として、今後は「Fintech」「AI」「コマース」といった事業に注力する旨を発表しています。
とくにFintechではフリーミアムによる面の獲得に走りつつ、AI研究も推進する等で、資金需要が相当に係ることが想定されます。

<具体的な資金使途>
資金使途としては大きく2つを想定
①Fintech事業の成長投資
 (資金使途)
  ・インフラ確立を目指すモバイル送金/決済サービス「LINE Pay」の決済対応箇所の更なる拡大
  ・ユーザー数及び送金/決済高拡大のための広告宣伝費及び販促活動費
 (投資額/投資期限)
  約1,000億円/2021年12月まで
②AI事業の成長投資
 (資金使途)
  ・「LINE Clova」や関連サービス開発のための人件費、外注費、広告宣伝費
 (投資額/投資期限)
  約480億円/2021年12月まで